波動注意報
「波動汚染」の広がりを防ぐためニューエイジ系・オカルト系「波動」 「水の結晶」の関わるイベントや活動などに一般企業や公的機関が参加した時に注意報を出します。
 
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 - 感じる人
波動信奉者・波動の存在を揺るぎなく信じてる方はページを閉じられる方がよいでしょう。
 
◆ 感じる人 ◆
 

「感じる」「感じる人」がいる。
それがニューエイジャーの主張する超常的な能力・現象の存在の実在証明となっているのだろう。

しかし、まずひとつ、思い込みと言う物がある。
睡眠導入剤と偽ってビタミン剤を飲ませると睡眠効果が期待できるといった有名な話があるように、思い込む事によって精神的にも体調などにも(視覚や聴覚にも)なんらかの反応が出る時がある。
プラシーボ効果と呼ばれ、検証時にプラシーボ効果の影響を取り除いたデータが正しい検証データである。(二重盲検法など)

もうひとつ、麻薬と言う物がある。
恍惚感、陶酔感、幻覚・幻聴を生み、苦痛を取り除く。
しかし、麻薬自体にその効果を生みだす素があるわけでは無い。
ランニング・ハイなどを起す脳内麻薬物質が人間の中には元々存在する。本来は一種の極限状態やケガや恋愛のように物事に夢中になっている時にそれは一定量放出されるのだが、その制限を外すのが麻薬だ。(制限機構を破壊する。だから麻薬を常用すると人間が壊れていく。)

修験者などが厳しい修行を繰り返すのもこれの発現を目指してる。
つまり、現実に無いものを頭の中で創り出し、感じて、現実と区別できない・現実と思ってしまう要素を人間は元々持っている。
現実に無いものが見えたり、聞こえたりする場合もある。パラノイアというものもある。
(ニューエイジャーの中には「だからこそ、麻薬を使って未知の世界を体験する」という危険行為をする方もいるかもしれない。)
体調や精神障害などや強い思い込みによってもそれは起こりえる。

よって、「実際に感じる」からといって現実に存在する証明になっているとは限らない。

仮に超常的な現象が実在したとしても、現実に起きている事なのかそれとも思い込みのような類なのか検証するしっかりとしたシステムが無いと区別ができない。
ニューエイジ思考を推進するニューエイジャーはまずその事実を納得しなければいけないのだが、現実と違うものを探求するのがニューエイジだからいつもでも平行線を辿る。
(注:超常的な現象という話をしてる。日常の話ではない。日常も勘違いというものはよく起きるが。)

そして、事実に限らず「感じる」「感じる人」という事を商売にしてる人たちが間違いなくいるわけだ。
生まれた時からすでに「騙し」がまわりにある。
占いのテクニックのように曖昧で解釈次第だったり、霊感商法のように確認できない話で不安感や幸福感を煽ったり、商品に権威を付けるためだけの組織や学位を販売してる大学があってネットワークとなっているものもある。
高学歴、高名、有名な人や推薦のある商品や名前の大きい組織だからと言っても信用できるということではない。
超常現象を取り上げる雑誌やテレビといったメディアも鼻クソを掘りながら興味は惹くけど答えの出ないシナリオを練ってるだろう。

「不可思議な現象が あるかも しれない」以前に「騙しは間違いなくある」。
(どうして騙しだって言えるのかって?無い事を証明するのが先じゃなくて、有ると言ってる者が有ることを先に証明し確認方法を公開することが手順だから。そして証明されてないから。)
しっかりとした検証をする方法があって万人が同じ方法で同じ確認ができなくてどうして正否が確かめられるのだろう。
少なくとも「社会一般的な事とは違う不可思議な事が世界にはある。」と信じ込むことじゃない。
「私が感じたのはきっとこれだ。」とこじつける事でもない。
ニューエイジに興味を持った人は「不可思議な世界」を探求する前に「不可思議な事かどうか」を探求して欲しい。
我々は最初から「騙される」性質を持ち、我々の周りには「騙す」事をたくらんでる人が「騙し」のネットワークを築いてる。

管理人 K2 も不可思議な話は好きな方だと思う。
だからこそ、「近代科学の行き詰まりの代案を求めるという形で生まれた」のに、それ以降も科学は行き詰まらず着実に発展し、逆に誕生から何十年もたとうとしてるのにニューエイジは世に結果を出せず、「信じる」人たちだけが名称を変え科学用語を使う程度の商品や組織や実現する方法論に惑わされ、いつもでも同じ道をグルグル回ってる事が「行き詰まってる」のはどっちか、という結果になっていてとてもつまらない。
「現象」ではなく「信仰」なら科学を敵対視したり、都合良く説明に科学用語を使ったりせずに信じていればいい。
(その「信仰」の基準のひとつに「現代科学で確認はされていないが、一部の学者に認められつつある。」と言った曖昧な言葉があるなら、曖昧な話をするオカルトを見ないで科学を見た方がいい。)

もし、思い込みではない証拠を確認できるならぜひとも知らせていただきたい。(確認に金がかかったりするのはご遠慮する。)
ま〜、そんなものがあるならK2 に知らせたりせずに堂々と科学界に知らしめた方がいいと思うけどね。
(こちらでは間違いのない検証などできませんから、K2が納得したからと言っても実在証明になるわけではありません。K2の興味としてです。)

追記:
「印象」=「波動」と捉える人がいるようですね。
なるほど。
見た目やその場の「雰囲気」や感触といったものから心に受ける「印象」とはすべて「波動」から来ている、という考え方なのでしょう。
言葉を置き換えているだけに過ぎないのですが、その方達にとって「見た目に騙される」 「見た目じゃわからない」 「見た目で判断してはいけない」 といった言葉や考え方は無意味なのでしょうね。
騙される訳だ。

 

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