兵庫県神戸市立 有野台小学校 (学校長(教頭)あいさつ)
もうすぐ春です……
今年度もありがとうございました!校 長 前 川 順
3月6日は「啓蟄」の日です。啓蟄の頃になりますと、虫だけではなく、子どもの動きもやはり活発になってきます。運動場で上着を1枚脱いで動き回る子どもたちを見ていると、春が近いと思われます。
この1年間、PTAや地域の方々には多大なご支援をいただき、有野台の子どもたちは更に大きく成長しました。
子どもたちの数え切れない多くの活動には、
温かいご理解とご支援を抜きにしては考えられません。
年度末に際し、改めてお礼申し上げます。
さて、先日「水からの伝言」という本に出会いました。
水に美しい音楽を聴かせると、その結晶は、
とても美しい形となり、反対に、騒音を聞かせると、その結晶の形が乱れるというのです。なるほど、スメタナの「モルダウ」の結晶は、ダイアモンドのようでした。
ここまでの原理なら「音の波長が、液体の水に作用して、美しい結晶へと変化させる」ということも考えられます。しかし、「見せる文字によっても、水の結晶の形に違いができる」ことにまでなると、私の小さな科学では説明できません。
例えば、水に「戦争」という文字を見せると、壊滅的な結晶になり、「平和」という文字を見せれば、星のように美しい結晶になっているのです。(この本は写真集です。)
皆様はどのように思われますか。言葉に対する水の反応を考えていると、これを人に置き換えずにはいられません。
人体の成分の大部分は水分ですから、人は環境によって左右され、良くも悪くも環境からの影響を受けます。そして、それらはどんどんと蓄積され、人間形成へとつながっていきます。
子どもを教育する者にとっては、まさに襟を正さずにはいられない内容を多く含んでいました。もう、多くは語りませんが、保護者の皆様なら、きっとご理解くださることと思います。
これからも、学校と家庭、また地域とがより密になり、有野台の子どもたちをたくましく大きく伸ばしていきましょう。
3月に入って、子どもたちは、学習・生活の
まとめをします。
そして、6年生は3月23日に
有野台小学校を巣立っていきます ………。
来年度もご支援賜りますよう
よろしくお願い申し上げます。
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