沖縄県教育委員会
平成17年度那覇地区教育課程研究の概要(小学校・総則部会)
【道徳】
1. 研究主題
生命を尊重する心を育てる道徳教育の充実
〜言葉のもつ力を生かした授業実践を通して〜
4.研究の内容
(3) 言葉の持つ力
私たちは日々の生活の中で、多くの言葉を発している。沖縄では昔から、くとぅばじんちけー(言葉はお金と同じように大事に使いなさい)という教えがあるように、言葉
に対する教えは全国各地でも大切にされてきた。
近年では、そんな言葉に対する研究が進み、「良い言葉」を口にすれば、回りに良いエネルギーを与え、逆に「悪い言葉」を使えば破壊のエネルギーになる“言葉の力”(言霊)について科学的にも証明さている。また、明るい言葉、優しい言葉、思いやりの言葉は人を和ませ、元気な心にさせ、勇気づけ、反対に、暗い言葉、嫌な言葉、きつい言葉は、人を落ち込ませる。これも“言葉の力”と言える。また、自分の思いを言葉に発し、言葉を信じることで、不可能なことが可能になった奇跡が数え切れないほど起こったことも事実である。
私たち教師にとって言葉使いについての指導は、毎日のように行なう重点的な指導のひとつである。今一度、児童と共に“言葉の力”について深く考えることは、より良く生きるために必要であると考える。
本研究においては、6学年、主題名「一生懸命生きる」、1学年「言葉のパワー」4学年「生き生きと楽しんで」を実践した。言葉のもつ事例として「なんくるないさぁ」「キラキラ言葉」「ことばは伝染する」や水の結晶を具体例として取り上げた。
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